ロンドン旅行記1(パリからユーロスター搭乗記)

僕は飛行機も好きなんですが鉄道の旅が好きです。仕事やめて時間ができたら青春18切符(その頃にあるのか!?)を使って鈍行で日本一周をしてみたいなと思っています。パリから日帰りでロンドンに行くにあたって、以前から一度は乗ってみたかったユーロスターに乗ってみました(というかユーロスターに乗ってみたかったのもロンドン行きの理由の一つです)。 ユーロスターは新幹線のように街の中心~街の中心へ簡単でスピーディーに移動できるため、空港までの移動などで時間も手間もかかってしまう飛行機にくらべ人気が高く、「日帰り旅行」の移動手段として旅行者からも支持されています。ユーロスターの搭乗記をご紹介します。

 

ユーロスターとは?

ユーロスターはパリーロンドン間を最高時速300kmで約3時間弱(現在は2時間15分)で結んでいます。日本の新幹線での東京ー新大阪みたいなものですね。新幹線と違うのは飛行機のように30分前にチェックインしなくちゃいけないこと! 切符はTGVの時と同じく、出発前に日本でレイル・ヨーロッパ社で手配しておきました。
レイルヨーロッパ(RAILEUROPE)は、日本語でユーロスターなどヨーロッパ鉄道のチケット予約・購入ができ、日本語でのサポートが受けられる大変便利なサイトです。以下のリンクの検索窓に出発地、目的地、日付を入れるだけで候補となる列車が表示され直感的に購入できます。ロンドンまでのユーロスターのチケット購入される方は以下のリンクからどうぞ!

パリでユーロスターに乗るまで

6時40分にホテルを出発し、地下鉄を乗り継いで北駅(Gare de Nord)に7時過ぎに着きました。北駅周辺は治安が悪いとガイドブックなどに書かれていたが、実はこの前日の夜に北駅ではけっこう激しい暴動があったということを日本に帰国してからテレビや新聞で知りました…。外はまだ真っ暗ですがいろんな特急列車の出発駅であるここはとても賑やかでした。

 

 

 

 

フランスの駅は改札というものがないが、ユーロスターは特別に改札があります。改札を通るとフランス出国審査、すぐ後にイギリス入国審査があります。

難関はイギリス入国審査

イギリス入国審査では審査官が僕のショルダーバッグ一つという身軽な格好を見て「日帰りですか?」と日本語で聞いてきました。まさか日本語と思わなかったから一瞬何を聞かれたか分かりませんでした(笑)日帰りの日本人はやはり多いのでしょうか?そして、その後が大変でした。日帰りと答え、帰りのTGVの切符も見せているのに 日本への航空券を見せるよう、と言われた。英語でホテルに置いてきたと説明も「あなたは日本への航空券を持っているべきだ」と言うので、パニックに。パニックになっていて冷静でなく相手の言ってることが分からなくなりました。ホテルに取りに帰る覚悟をしました。しかし、取りに帰るとユーロスターに乗り遅れます…。相手は「フランス語なら分かる?」と聞いてきたが、もちろん余計に分からないに決まってます。深く溜息をつかれました。よくよくもう一度聞くと 「次回以降は必ず日本への航空券も持ってくるように」とのことだった。5分くらいのやり取りだったが非常に長く感じました。ヒースロー空港の噂も聞きますがイギリスの入国検査は厳しいです。 この時は1人だったので厳しかったのでしょうか。数年後家内と一緒に同じようにユーロスターでロンドンへ行きましたがその時はちょっと優しかったです。

駅はまるで空港のよう

出国審査を抜けると免税店やちょっとした食事ができるお店、お土産物屋さんなどが並んでいます。駅というより空港の制限区域内のようです。

 

 

 

パリ北駅に並ぶ特急列車たち。手前の黄色は今から乗るユーロスター、その2本隣の赤はブリュッセルなどに行くタリス、その奥のグレーがフランスの新幹線TGV !見ているだけでワクワクします!

いよいよユーロスターへ搭乗

10分前になると搭乗(本当に飛行機みたい)の案内があり、ホームに降ります。20両編成なので一番前に乗る人は5分以上歩かなくちゃいけません。僕は8両目で真ん中らへんでしたがけっこう歩きました。

 

 

 

ファーストクラスとセカンドクラスがあるのですがファーストクラスは食事付ってこともあり(ANAのプレミアムクラスみたいなものですね)今回は奮発してファーストクラスにしました。ファーストクラスは1列+2列の横3列(セカンドクラスは2列+2列の横4列)でゆったりしています。

 

 

 

 

僕は1列のほうだったので隣の人もいなくてゆったりでき快適でした。

ユーロスターの食事

出発してしばらくするとクルーがおしぼりと朝食のメニューを持ってくる。朝食はパン、ヨーグルト、オレンジジュース、ジャムは全員についています。そして 1.オムレツ、トマト、サーモンを焼いてほぐしたもの、ポテト 2.ハム数枚とチーズ の選択でした。

 

 

 

僕はもちろん1を選んだが周りのフランス人たちはほとんど2を選んでました。朝から食べすぎ!?

また数年後に乗車した時はこんな朝食でした。

 

 

 

食べかけですみません…

いよいよイギリスへ

出発して2時間弱たったころでしょうか「トンネルに入ります」というアナウンスがありドーバー海峡の海底トンネルに突入!20分ほど走るといよいよイギリスです。一つ面白かったのはトンネルに入る前はアナウンスがフランス語→英語の順だったのに、トンネルを抜けたとたん英語→フランス語の順になったことです。 当時は軌道の関係のようですがイギリスに入ったとたんかなりのスピードダウンです…新幹線が在来線の線路を走っているようなものらしいです。現在はイギリス国内でも専用線が完成し、パリーロンドン間はなんと40分程度短縮され2時間15分になっているようです!

 

夜に再びパリへ

帰りはロンドンウォータールー駅から出発です。現在はセントパンクラス駅発着となっています。

 

 

 

同様に30分前にチェックインして乗ります。帰りは出国も入国も審査は簡単です。イギリスも他の国に行くのは勝手にどうぞってことなんですかね(笑)。

 

 

帰りも1列のシートだったが向かい合わせに席があり外人のお姉さんが座りました。ごはん食べるときは何だか気まずかったです。 ディナーは前菜にサーモンとポテトを炒めたものとチーズ、そしてメインはポークステーキか仔牛肉の煮込みでした。僕は仔牛肉の煮込みを選択!イギリス発だったのになぜか英語を話せないクルーで注文するのに苦労しました。結局最後は実物を見せてもらい指差し注文(笑)

 

 

ワインを白と赤の2本を飲み、パンもお代わりして車内でのディナーを堪能!飛行機の機内食よりはかなり美味しかったので満足!

そして数年後の再乗車時はこんな食事でした!

 

 

海外での列車の旅はなかなかいいものでした。今回の旅にあたってヨーロッパ列車の旅っていう本を買ったが景色がきれいで他にも行ってみたいなぁ~特に南仏の海沿いなんてすごくよさそうでした。実現するのはいつのことやら…

パリ・ロンドン旅行記の過去記事も合わせてご覧ください

 

 

 

 

 

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