JapanTaxiとMOV統合で新タクシー配車アプリ「GO」が2020年9月誕生!

2020年9月にリリースされる新しいタクシー配車アプリ「GO(ゴー)」の内容が発表されています。JapanTaxiとMOVが事業統合後に新たにリリースするタクシー配車アプリとなります。どのようなアプリになるのか?どのエリアで利用できるのか?タクシー配車アプリの今後についてまとめました。

当ブログはタクシー配車アプリに注目を続けています

当ブログではタクシー配車アプリについて注目を続け、実際に利用し、それぞれの使い方、長所、短所を独自の視点からご紹介してきました。

JapanTaxiとMOVが事業統合後の新アプリを発表

以前ご紹介したように2020年2月JapanTaxiとMOVが事業統合を発表しました。

2020年4月から株式会社Mobility Technologies(以下MoT)として新体制でスタートしています。事業統合当初は新アプリのリリースを2020年度後半予定としていましたが、新たなタクシーアプリ『GO(ゴー)』を2020年9月にリリース予定であると発表しました。

新アプリ「GO」リリースを急いだ背景と新型コロナウイルス

2020年9月にリリースする新たなタクシー配車アプリ『GO』はリリース当初は首都圏や関西圏など全国17エリアで開始となります。利用可能エリアを絞る形でスタートということになり、とりあえず完全な形でなくてもリリースすることを急いだようです。

背景としては新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、全国のタクシー事業の業績が悪化していることが挙げられます。

そんな中でも、タクシー配車アプリの利用は緊急事態宣言解除後の5月下旬以降むしろ増えているというデータもあるようです。

外出時には電車やバスなどの人が密集する移動手段を避けてタクシーの利用を行っていた人が一定の割合でいたと推測されます。そんな背景もあり、とりあえず地域限定でも新アプリをリリースし、タクシーの売り上げを少しでも上げ、タクシー業界の危機を乗り切りたいという思惑が見えます。

新アプリ「GO」とはどんなアプリ?

GOという名称には、「行く、進む、向かう」といった従来の意味に加え、「タクシーに未来を乗せて Taxi Goes Next」という、乗客から乗務員まで、サービスを使用する全ての人の笑顔や幸せなど、未来を乗せて走るという想いを込めたとしています。ロゴデザインは地球をモチーフにしたそうです。

新アプリ「GO」は「MOV」をベースとしたアプリ

新アプリ「GO」は、既存アプリ「MOV」をベースとしたアプリで、「MOV」提携タクシー車両に加えて「JapanTaxi」アプリ提携タクシー車両へも配車注文することができるようになるようです。

現在のMOVは他のタクシーアプリと比べ配車決定までが早く使いやすいと個人的には評価していますのでMOVが存続アプリとなることは嬉しいニュースです。

また、GOには高度な配車メカニズムが搭載され、タクシー車両とのリアルタイムな位置情報連携と配車ロジックによって、ユーザーと近くにいるタクシー車両とのマッチング精度を向上させ、より「早く乗れる」体験を目指すそうです。

「JapanTaxi」アプリはサービス終了予定

タクシーアプリの運営を今後「GO」に一本化する予定で「JapanTaxi」アプリはサービスを終了する予定ですが、一定期間は「GO」と並行して「JapanTaxi」アプリのサービス提供を継続するようです。『JapanTaxi』アプリサービス終了時期は未定で、決まり次第改めて通知されるとのことです。

2020年9月時点での利用可能エリア

9月のリリース時点で利用可能なエリアは、全国17エリア(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・茨城・京都・大阪・兵庫・滋賀・愛知・奈良・宮城・三重・岐阜・広島・福岡)の予定となっています。その後以下のように段階を踏んで、対応エリアや機能の拡充を行い、「日本最大級のタクシーアプリ」を目指すとしています。

新アプリ「GO」の今後の展開

MoTはGOの展開フェーズを以下の3段階に分け、フェーズ2、フェーズ3に段階的に移行していく予定だそうです。

フェーズ1:「近くの車両にすぐ乗れる体験提供」
〜全国17エリアでのサービス提供
フェーズ2「お客様のニーズに応える機能の進化」
〜「乗りたい時に乗れない」「事前に予約がなかなかできない」をテクノロジーで改善
フェーズ3「どこでもすぐ乗れて便利を提供」
〜全国的なサービス展開

タクシー配車アプリの今後

日本国内では現在、JapanTaxiとMOVの他、全国に展開エリアを広げる「DiDi」、ライドシェア世界最大手の米Uberが展開する「Uber Taxi」、ソニー系のみんなのタクシーが運営する「S.RIDE」など、さまざまなタクシー配車アプリがひしめきあっています。

これらタクシー配車アプリの動きについては随時ご報告して参りました。

タクシー配車アプリは現時点で赤字事業

タクシー配車アプリは激しい競争によるクーポンやキャンペーンの乱発で各社慢性的に赤字体質となっています。DiDiはかなり大きな赤字を出しています。MOVもDeNAの決算を見ているとかなりの赤字であることは間違いなさそうです。

赤字なのになぜ各社事業を続けているかという理由ですが、おそらく近い将来自動運転車を使った配車サービスが導入された時に収益源になると見込んでいるからでしょう。

DiDiは「アプリ利用料」徴取で下降線か

先日お伝えしたようにDiDiは地方からの撤退、アプリ利用料の徴取など改悪を行っています。

しかし、この動きは裏目に出ている可能性が高いと思われます。先日地方のある都市で流しのタクシーが捕まらずやむなく久しぶりにDiDiを利用しました。ドライバーの方が「DiDiで呼ばれたんは久しぶりやわ。アプリ利用料徴取するようになってから、今までDiDiのヘビーユーザーやった常連さんが電話で配車依頼してくるようになったわ。まぁ当たり前やな。」と言っておられました。公式には発表されていませんがDiDiの利用はかなり減っているのではないでしょうか?

今後新たな再編も?DiDiの逆襲もある?

最大手のJapanTaxiが比較的使い勝手の良いMOVと一本化されることで、配車可能な車両数が10万台という非常に大きな規模のタクシー配車サービスが誕生しました。前述したように「DiDi」はソフトバンク、「S.RIDE」はソニーといった皆が知る大企業が出資しています。

タクシー会社は中小企業が多く企業体力が弱いので、今回の新型コロナウイルス感染拡大はかなりの影響を受けるでしょう。ソフトバンクやソニー、DeNAなどの大企業が関わるタクシー配車アプリの導入を通じて、データを活用し、業務効率の改善を図りタクシー業界を再編を行うといった動きも考えられます。また、さらなるタクシー配車アプリの再編があるかもしれません。他のタクシー配車アプリの今後の対応が気になるところです。

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最後に

JapanTaxiとMOVが事業統合後、2020年9月にリリースされる新しいタクシー配車アプリ「GO(ゴー)」はどのようなアプリになるのか?どのエリアで利用できるのか?タクシー配車アプリの今後についてまとめました。当ブログではタクシー配車アプリについて今後も注目していきます。

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