マリオットベストレート保証の申請方法の解説と25%割引に成功した実例

(2020.5最終更新)マリオットの最低価格保証である「ベストレート保証」の申請方法と25%割引に成功した実例をご紹介します。最低価格保証とは、有名ホテルブランドが自社の公式ウェブサイト以外の第三者サイト(Hotels.com, Expediaなど)で「同じ条件」でより安く予約できることを、公式ウェブサイトの予約から「24時間以内」に申請したらその価格より割引しますよというもの(サービス?)です。

最低価格保証とその背景

MarriottだけでなくIHGもHyattもHiltonも、有名ホテルブランドでは「公式サイトからの予約」が「最低価格」となることを一生懸命アピールしています。最低価格保証(ベストレート保証、ベストレートギャランティ(BRG))とは、第三者サイト(Hotels, Expediaなど)での価格が公式サイトよりも安い場合、公式サイト経由でもその価格より割引して販売しますよというもの(サービス?)です。第三者サイトを通すとホテル側は手数料を支払う必要があります。手数料を節約するためにできるだけ自社サイトから販売したいというわけです。

前回はIHGのベストレート保証の申請方法と実例をご紹介しました。

Marriottとは?

マリオット・インターナショナル (Marriott InternationalR) はアメリカ合衆国のホテルチェーン及び運営会社です。2015年11月にスターウッド・ホテルズ&リゾーツを買収し、ホテル数5500余り、客室数110万室となり、2020年現在世界最大のホテルチェーンです。

マリオットベストレート保証の内容

Marriott公式サイト、電話、ホテル直接予約で予約してから 

24時間以内に  

競合サイトで 

同じ条件(部屋タイプ、人数、日付等)でさらに安い料金を見つけた場合  

Marriottのベストレート保証フォームから申請し受理されれば 

競合サイトの料金からさらに25%引き(もしくは5000Marriott Bonvoyポイント付与)になる

マリオット「ベストレート保証」は競合サイトの料金から25%引き(もしくは5000 Marriott Bonvoyポイント付与)です!

マリオットベストレート申請の方法

公式ホームページからポイントを引用します。公式サイトは以下のリンクからどうぞ!

マリオットのベストレート。保証付きです。

人生に保証されているものはそう多くはありません。マリオットのベストレート保証は、その中でも最も確かな保証の一つです。マリオットで直接ご予約いただくと、いつでも最もお得な料金を保証いたします。保証をご利用になるには:

1. マリオットの公式予約ルートのいずれか (Marriott.jp、Marriott Bonvoyアプリ、カスタマーエンゲージメントセンター、ホテルに直接連絡) を通じてご予約ください。

2. マリオットの公式ウェブサイトまたはMarriott Bonvoyアプリ以外のウェブサイトやアプリで、同一日程で同じホテルの同じ客室タイプに対してより低レート (「比較対象レート」) を見つけた場合は、ベストレート保証リクエストフォームをお送りいただくことができます。

3. リクエストが承認された場合は、客室を比較対象料金と同額としたうえで、さらに比較対象料金から25%の割引 (Design Hotelsでは20%割引)、または5,000Marriott Bonvoyポイントのどちらかをご希望に応じて提供いたします。

条件を満たした比較対象料金を見つけ、必要事項をすべて記入したリクエストフォームを、マリオットの予約ルートからの予約後24時間以内、かつ当該マリオットホテルの通常のチェックイン時刻の24時間前までにお送りください。リクエストフォームに記載される氏名は、確定したマリオットの予約者の氏名と一致していることが必要です。リクエストを提出できる回数は予約1件につき1回に限られます。リクエストを提出する際に、マリオットロイヤルティプログラムポイントの獲得、またはより低額な料金からの割引のいずれかをお選びください。リクエスト提出後の変更は承れません。マリオットロイヤルティプログラムポイントは、ロイヤルティプログラム会員のお客様に対してのみ提供されます。ポイントオプションを選択された場合、リクエストに適用されるポイントは、承認されたご予約での滞在チェックアウトから7〜10営業日以内に加算されます。

リクエストが承認された場合に提供される特典 (ポイントまたは割引のいずれか) をご利用になれるのは、最大3室までです。

参加ブランド

以下に特に記載がない限り、ベストレート保証は マリオットブランドのホテルに適用されます。

ベストレート保証は、ザ・リッツ・カールトン・モントリオール、ザ・リッツ・ロンドン、ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ザ・リッツ・カールトン・クラブ、マリオット・バケーション・クラブ、マリオット・グランド・レジデンス・クラブ、およびマリオット・バケーションズ・ワールドワイド・コーポレーションのブランド、その子会社および提携企業の傘下にあるその他の施設には適用されません。ベストレート保証は、ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットインターナショナル、シェラトン バケーションクラブ、ウェスティン バケーションクラブ、およびヴィスタナシグネチャーエクペリエンス インコーポレーテッド、その子会社および提携企業が所有あるいは管理するその他のホテル/リゾートや施設には適用されません。ベストレート保証はオールインクルーシブのホテル/リゾートおよびエレガントホテルズ ブランドのホテルには適用されません。

適用される料金

一部のレートはこの保証の対象外です。たとえば、一般に公開されていない料金は、比較対象料金としての条件を満たしません。これには、法人契約レート、シニアまたは団体料金、有料会員資格保有者が利用できる料金 (AAA/米国自動車協会など)、長期滞在者用の契約料金 (30泊を超える場合)、キャンセルや払い戻しなどの規則が異なる料金、さまざまな客室オプションが確約されている料金などが該当します。政府による補助金が適用となる旅行キャンペーンでのご宿泊は、ベストレート保証の対象外となります。

マリオットの予約ルートのレートと、後日マリオットの予約ルート (マリオットアフィリエート、プライベートレーベル、ホテルの独自ウェブサイトを含む) で検索をして見つけたレートを比較した場合も、この保証の対象にはなりません。Design Hotelsの提携ホテルの場合、Design Hotels™のウェブサイト、Design Hotelsモバイルアプリ、各Design Hotels独自のウェブサイトおよびモバイルアプリで見つけたレートは保証の対象外です。

客室と移動手段、航空運賃、クルーズ、レンタカーなどが含まれるパッケージレートは受け付けられません。客室のほかにその他のサービスやアメニティ (朝食以外の食事、チケット、ガソリンクーポンなど) を予約に適用することは保証できません。

オークションウェブサイト、予約が完了するまでホテル名が開示されないサイト (Priceline、Hotwire等)、検索や予約をするのにログインまたは特定の種類のクレジットカードを必要とするサイト、予約が即時確約されないサイト (例:「リクエスト中」レート) などのレートは対象外です。Qunar、eLong、Meituan Travel、Ctrip/Trip.com、Ctrip/Trip.com の系列サイト、Fliggyのウェブサイトでの、事前払い、事前購入、または返金不可のレートでの購入は対象外です。WeChatで予約できる全てのレートは対象外となります。

 

申請ガイドライン

条件を満たした比較対象料金を見つけ、必要事項をすべて記入したリクエストフォームを、マリオットの予約ルートからの予約後24時間以内、かつ当該マリオットホテルの通常のチェックイン時刻の24時間前までにお送りください。リクエストフォームに記載される氏名は、確定したマリオットの予約者の氏名と一致していることが必要です。リクエストを提出できる回数は予約1件につき1回に限られます。リクエストを提出する際に、 Marriott Bonvoyポイントの獲得、またはより低額な料金からの割引のいずれかをお選びください。リクエスト提出後の変更は承れません。Marriott Bonvoyポイントを獲得できるのは、Marriott Bonvoy会員のみです。ポイントオプションを選択された場合、リクエストに適用されるポイントは、承認されたご予約での滞在チェックアウトから7〜10営業日以内に加算されます。

リクエストが承認された場合に提供される特典 (ポイントまたは割引のいずれか) をご利用になれるのは、最大3室までです。

確認プロセス

マリオットはリクエストを受領してから24時間以内にお客様にご連絡します。料金の比較は税金、サービス料、客室料金に関連するその他の金額を一切含まない正味金額について行われます。また比較対象料金は、マリオットがリクエストを確認する時点でまだ利用可能であり、リクエストを処理するベストレート保証の担当者がアクセス可能であることが必要です。マリオットが承認した後に予約に何らかの変更が加えられた場合 (予約の名義変更を含む)、リクエストは無効となる可能性があります。これにより、料金の変更または予約のキャンセルという結果になる場合があります。

全宿泊期間の一部の日程に対するリクエストには対応できません。同一のホテル、または同じ地域 (例: 同じ市) のホテルでの同じ週の2泊以上の宿泊からなるご滞在に対する複数のリクエストは、複数回に分けて行われたご予約であっても、1回の滞在に対する1件のリクエストとして取り扱う場合があります。

比較対象料金とマリオットの料金の差が1米ドル未満の場合、マリオットはリクエストを承認しない場合があります。為替レートの変動や相違を主な理由とする料金の差異は、保証の対象外となります。

マリオットは予約のキャンセルに伴って発生した手数料や費用に対する責任を一切負いません。

リクエストの処理時に比較対象料金の利用可能性を独自に確認できない場合、マリオットはリクエストを承認しない権利を有します。料金の比較対象オファーのスクリーンショットは、リクエストされた料金の比較確認処理の際に参考として使用されますが、比較対象オファーの証明とはなりません。

その他の詳細

マリオットとその関連会社や子会社、およびマリオットブランドのホテルの従業員およびその従業員と同居している家族は保証の対象外です。

同一滞在予定日における同一ホテルの同一客室タイプについて、マリオットの予約ルートを通して複数の料金でご予約が可能な場合、その客室タイプの最低料金でご予約いただいた場合のみこの保証を受けることができます。

この保証が故意に悪用されたり、その意図を曲げて操作されているとマリオットが判断した場合、マリオットはリクエストを承認しない場合があります。

この保証は、法律で禁止されている地域では無効となります。マリオットは、いつでも事前の通知なしに保証の修正または取消を行う権利を有します。お客様がこれらの規定に違反したり規定逃れを行ったりしたことが判明した場合は、マリオットはすでに承認されたリクエストの承認を取り消し、そうしたお客様からのベストレート保証に関するその他およびその後のあらゆるリクエストを取り消し、拒否する権利を有します。こうした事態が発生した場合も、あらゆるルートで行われるすべての予約について、そのお客様はキャンセル規定を含むすべての規定に従う必要があります。

Marriott.co.jpのご利用規約は、ベストレート保証に適用されます。

ポイントをまとめるとベストレートが申請・受理される条件は

一般に公開されている料金

宿泊人数と日程
部屋タイプ(ランクだけでなく1ベッドか2ベッドかも同じである必要があります)
宿泊プラン(朝食の有無など、ちなみに朝食以外の食事が含まれたプランは申請不可)
キャンセルポリシー(キャンセル不可かキャンセル可か)

が全て同じであることが必要です

マリオットベストレート申請の実例

流れは上記の通りですが真面目に公式サイトで予約をしてから競合サイトで安い料金を探すということをしていてはなかなかベストレート保証を勝ち取るのは難しいです

書かれているように

公式サイトで予約➡別サイトで安い料金を探す

でなく

別サイトで安い料金を見つける➡公式サイトで予約する

という順番にしましょう !

公式ホームページで料金を確認

まずはマリオット公式ホームページで検索をします

ホテル比較サイトで安い料金がないか一括検索をします

僕はtrivago、TripAdvisorなどをよく使います。
TripAdvisorは以下のリンクからどうぞ!

【c】【公式】トリップアドバイザー

trivagoは以下のリンクからどうぞ!

 

今回はExpediaで安い料金を見つけました!

少しですが安い値段で出ています。

詳細画面を見て条件や料金の内訳(税金などが含まれているか)を確認します。

あと落とし穴としては

「比較対象料金とマリオットの料金の差が1米ドル未満の場合、マリオットはリクエストを承認しない場合があります。」

という規約です。100円安い料金を見つけて申請したのですが1米ドル未満ということで却下されました…

マリオットの公式サイトに戻って予約します

先ほどチェックしていたキャンセル料がかからないマリオットリワード会員限定料金のプランを予約!

次にマリオットベストレート保証の申請をします

以下のベストレート保証のホームページから入ります

(最新例)

以下のページになります。 

必要な項目を埋めていきましょう。

現在はサインインすれば姓名、メールアドレス、電話番号、リワーズクラブ会員番号は自動入力されます。

予約番号やホテル名、料金などのその他の情報は手入力していきます。

Marriottもやりとりするのは主に外国の方なのでなるべく英語で記入します。

 

 

「その料金を見つけた場所」の記入欄は短いので今回であれば

「https://www.expedia.co.jp」

など見つけたウェブサイトの名前やアドレスなどを記入する程度にとどめ、 コメントのところに

・競合サイトの該当料金が表示されるURLのコピー

・マリオットでの予約料金 

・競合サイトの該当料金 

を記入します。

例えば

https://www.expedia.co.jp/Tanabe-Hotels-Nanki-Shirahama-Marriott-Hotel.h17706220.Hotel-Information?〇〇〇〇 

Marriott rate :12000JPY 

Expedia rate:10000JPY 

などです。なるべくその情報に担当の方が辿り着きやすいようにと思っています。

最後に「25%ディスカウント」か「5000ポイント付与」かを選択します。

 

25%引きか5000 Marriott Bonvoyポイントのどちらを選ぶかを考えてみます。

2020年5月に行われたマリオットポイント60%増量セールで24000ポイント購入した場合は187.5ドル(=20625円)となります。すなわち1ポイントあたりの価値は0.86円となります。

2020年2月に行われたマリオットポイント購入50%増量セールで15000ポイント購入した場合は125ドル(=13750円)となります。すなわち1ポイントあたりの価値は0.92円となります。

2019年9月に行われたマリオットポイント購入30%割引セール10000ポイント購入した場合は87.5ドル(=9625円)となります。すなわち1ポイントあたりの価値は0.96円となります。

いずれも1ドル110円で計算した場合ですが、マリオットポイントはだいたい1ポイント=0.9円程度の価値と考えていいでしょう。

従って5000ポイントは4500円程度の価値となります。

25%割引と4500円が同じ金額となる宿泊料金は18000円(4500円÷0.25)となります。したがって他のサイトで見つけた安い宿泊料金が

18000円よりも高い場合:25%ディスカウント
18000円よりも安い場合:5000 Marriott Bonvoyポイント

を選択するのがいいのではないかと考えます。

(参考までに以前の申請ホームページのリンクと記入例を残しておきます)

まだ以前のページもリンクが生きているようです(こちらは25%ディスカウントか5000リワーズポイントか選択できません)

無事にベストレート保証申請成功!

 するとメールが返ってきて無事に申請が通りました!

成功例1(2018年12月:ウェスティン都ホテル京都)

赤四角で囲っているように

20942円➡15706円

と25%ディスカウントされました!

成功例2(2018年5月;大阪マリオット都ホテル)

赤四角で囲っているように

25245円➡18933円

と25%ディスカウントされました!

大阪マリオット都ホテルの宿泊記は以下のリンクからどうぞ!

成功例3(2017年9月:南紀白浜マリオットホテル)

ホテル名が間違っているのはご愛敬(笑)担当の方もメールをコピペしているので訂正を忘れたのでしょう(^^;)

赤四角で囲っているように

24000円➡17100円

とディスカウントされました!

24000円の25%引きは18000円なのでなぜ17100円になったかはよく分かりませんが…

安くなった分はありがたく受けておきます

 

南紀白浜マリオットホテルの宿泊記(部屋や朝食の様子、プラチナ会員の特典など)は以下の記事をご参照ください。

最後に!

多くのホテルブランドでは公式サイトからの予約の場合キャンセルが可能な料金があります。ですから公式サイトでキャンセル可能な料金を確認して、他サイトの検索で申請できそうな料金を見つけたら公式サイトで予約してベストレート保証申請をしてみましょう。 成功すればそのまま宿泊する。失敗したら一旦キャンセルして再チャレンジすればいいですからね。 ベストレート保証を使ったからホテル側の待遇が変わるということありません。通ればラッキーなのですから機会があればぜひチャレンジしてみてください。

どなたかがベストレート保証申請は大人のゲームとおっしゃっておられましたが、僕もゲーム感覚で楽しんでいます(笑)

 

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