DiDiアプリ利用料廃止とPayPay決済で毎週金土は初乗り無料キャンペーン

DiDiは2020年7月に導入したアプリ利用料を2020年10月末で廃止すると、同時に「帰ってきた!PayPay決済で毎週金土は初乗り無料キャンペーン」を開始しましたので、内容について詳しく解説します。

当ブログはタクシー配車アプリに注目を続けています

当ブログではタクシー配車アプリについて注目を続け、実際に利用し、それぞれの使い方、長所、短所を独自の視点からご紹介してきました。

タクシー配車アプリはとっても便利です

僕が配車アプリを初めて利用したのは出張で訪れたアメリカ・サンフランシスコでした。サンフランシスコはUber発祥の地!海外でのタクシー利用で言葉が通じなかったり、遠回りされたり、料金をごまかされたり、運転手さんがずっと歌っていて怖かったり(笑)などなど…いろんなトラブルを経験していたためタクシー利用に抵抗があったのですが、その問題点を全部解消するのが配車アプリUberでした!

行き先を説明しなくていい、会話しなくていい、ルートが分かる、料金は明朗会計、評価が高いドライバーは安心!すごいサービスがあるものだと感心したわけです。

日本では法令上の問題でアメリカで使えるような民間人ドライバーパートナーでなく、タクシーを呼ぶことになるのですが、それでもタクシー配車アプリは便利です。

土地勘のない場所でも地図上にピンを立てるだけで迎えに来てくれる、行き先をいちいち説明しなくていい、アプリによってはクレジットカードでスマートに会計できるなどなど

日本では海外とは違って、単なる「タクシーを呼ぶアプリ」として導入されましたが、実際に使ってみて便利でしたし、キャンペーンがバンバン行われていて流しのタクシーに乗るよりお得に乗れるし、ということで当ブログでも積極的にタクシー配車アプリの紹介をしてきました。

2020年7月DiDiはアプリ利用料徴取という改悪が…

しかし、2020年7月にDiDiはもはや他の方にはお勧めできるアプリではなくなるレベルの改悪が行われました。それはアプリ利用料の徴取です。

DiDiが地方からの撤退、アプリ利用料の徴取など改悪を行った後、地方のある都市で流しのタクシーが捕まらずやむなく久しぶりにDiDiを利用しました。ドライバーの方が「DiDiで呼ばれたんは久しぶりやわ。アプリ利用料徴取するようになってから、今までDiDiのヘビーユーザーやった常連さんが電話で配車依頼してくるようになったわ。まぁ当たり前やな。」と言っておられました。公式には発表されていませんがDiDiの利用は激減し、アプリ利用料の廃止に至ったものと推察されます。

DiDiは2020年10月末アプリ利用料を廃止

DiDiモビリティジャパンは、タクシー配車アプリ「DiDi」のアプリ利用料を2020年10月30日をもって廃止しました。アプリ利用料廃止に伴い、2020年9月16日より開催中だったアプリ利用料0円キャンペーンも終了しました。

「帰ってきた!PayPay決済で毎週金土は初乗り無料キャンペーン」について

アプリ利用料廃止のタイミングに合わせて「帰ってきた!PayPay決済で毎週金土は初乗り無料キャンペーン」を同時開催しています。各地域ごとのクーポンコードを入力してアプリ連携したPayPayの残高で支払うことで、金・土曜の初乗り分の料金が、1日1回に限り無料となるキャンペーンです。キャンペーン期間は2020年10月30日から11月28日までとなります。
割引金額は地域によって異なり、各地域のDiDi加盟会社の初乗り料金の最大値となります。また、取得したクーポンは同地域以外では利用できないことにご注意ください。もちろん複数地域のクーポンを同時取得することには問題ありません。金曜日大阪で大阪クーポンを取得・利用して、土曜日札幌で札幌クーポンを取得・利用することも可能です。

地域による割引額一覧

エリア 割引額(初乗り料金) クーポンコード
北海道 ¥670 HKDH1
宮城県 ¥680 MYGH1
東京都

(23区、三鷹、武蔵野エリア)

¥420 TKYH1
東京都
(多摩エリア)
¥500 TKYT1
神奈川県 ¥500 KGWH1
千葉県 ¥500 CHBH1
埼玉県 ¥500 STMH1
静岡県 ¥610 SZOH1
愛知県 ¥450 ACHH1
大阪府 ¥680 OSKH1
京都府 ¥460 KYTH1
兵庫県 ¥660 HYGH1
広島県 ¥660 HRMH1
福岡県
(福岡エリア)
¥590 FUKH1
福岡県
(北九州エリア)
¥680 FUKT
沖縄県 ¥560 OKNH1

 

キャンペーン期間

2020年10月30日(金)〜2020年11月28日(土)

注意事項

・クーポンの利用はPayPay(PayPay残高)をお支払い方法として選択した場合に限ります。「現金・その他」をお支払い方法を選択した場合の車内でのPayPay支払いは本キャンペーン対象外になります。
・PayPay残高でのお支払いには事前にお支払い方法としての登録が必要です。
・PayPayでの注文にはPayPay残高が680円以上必要となります。事前に残高をご確認ください。
・「DiDi」アプリでの乗車金額が割引になります。「PayPay」アプリでのボーナス付与ではありません。
・車種選択機能をご利用の場合は本キャンペーン対象外になります。
・他のクーポンやキャンペーンとの併用はできません。複数クーポンをお持ちの場合、割引額が最大となるクーポンが自動的に適用されます。同一の割引額が適用される場合、有効期限が近いものから適用されます。
・タクシー会社により、迎車料金がかかる場合があります。
・クーポンの譲渡、販売、換金はできません。
・不正利用とみなされた場合は、ご利用を制限させていただく場合があります。
・本キャンペーンは予告なく変更や中止することがあります。

キャンペーンの詳細については以下の公式ホームページをご参照下さい。

タクシー配車アプリの今後

日本国内では現在、JapanTaxiとMOVの他、全国に展開エリアを広げる「DiDi」、ライドシェア世界最大手の米Uberが展開する「Uber Taxi」、ソニー系のみんなのタクシーが運営する「S.RIDE」など、さまざまなタクシー配車アプリがひしめきあっています。

これらタクシー配車アプリの動きについては随時ご報告して参りました。

タクシー配車アプリは現時点で赤字事業

タクシー配車アプリは激しい競争によるクーポンやキャンペーンの乱発で各社慢性的に赤字体質となっています。DiDiはかなり大きな赤字を出しています。MOVもDeNAの決算を見ているとかなりの赤字であることは間違いなさそうです。

赤字なのになぜ各社事業を続けているかという理由ですが、おそらく近い将来自動運転車を使った配車サービスが導入された時に収益源になると見込んでいるからでしょう。

今後新たな再編も?

最大手のJapanTaxiが比較的使い勝手の良いMOVと一本化されることで、配車可能な車両数が10万台という非常に大きな規模のタクシー配車サービスが誕生しました。前述したように「DiDi」はソフトバンク、「S.RIDE」はソニーといった皆が知る大企業が出資しています。

タクシー会社は中小企業が多く企業体力が弱いので、新型コロナウイルス感染拡大はかなりの影響を受けるでしょう。ソフトバンクやソニー、DeNAなどの大企業が関わるタクシー配車アプリの導入を通じて、データを活用し、業務効率の改善を図りタクシー業界を再編を行うといった動きも考えられます。また、さらなるタクシー配車アプリの再編があるかもしれません。他のタクシー配車アプリの今後の対応が気になるところです。

最後に

DiDiは2020年7月アプリ利用料徴取という改悪を行いましたが、利用者が減少したためか10月末アプリ利用料を廃止しました。また、同時に「帰ってきた!PayPay決済で毎週金土は初乗り無料キャンペーン」が開催されていますので内容をご紹介しました。当ブログでは引き続きタクシー配車アプリについて注視を続けていきます!

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