わざわざ立ち寄る価値がある別府湾サービスエリアを紹介(湯布院で人気のPロールの穴場)

別府湾サービスエリアはサービスエリアとしての設備が揃うだけでなく、湯布院の高級旅館である山荘無量塔がプロデュースする店舗、恋人の聖地とされているハート形のオブジェ、別府湾を望む絶景などなど、単なるサービスエリアを超えた楽しみがあります。わざわざ立ち寄る価値があり、サービスエリアを目的にしてもいいぐらいだと個人的には感じています。そんな別府湾サービスエリアについて詳しくご紹介します。

別府湾サービスエリアの場所

大分自動車道の速水ジャンクション(JCT)と別府インターチェンジ(IC)の間にあります。

住所:大分県別府市内竈3677-43-2
所在キロポスト107.2kp(ゼロキロポストは鳥栖JCT)

もちろん大分・別府方面からも日出・湯布院方面からも大分自動車道でアクセス可能です。スマートインターチェンジもありますのでこちらから高速を乗り降りしてもアクセスできます。また下の図の紫クレヨンで描いた経路を辿れば高速バス乗客用の駐車場があり、そこに駐車することで高速道路に乗らなくても歩いて別府湾サービスエリアへのアクセスも可能です。

別府湾サービスエリアの4つの特徴

別府湾を望む絶景

標高380mにあり、眼下に別府市内、別府湾の海岸線を一望でき、自然夜景遺産にも指定されています。下の写真では右手に見えるのが高崎山、対岸に見えるのが大分市街、別府湾手前にはさんふらわあが2隻停泊しているのが見えます。ちなみにこちらから車で数分走れば日本夜景遺産の「十文字原展望台」に行くことができますよ。

上下線のエリアを徒歩で移動可能

最近では珍しくなくなりましたができた当時は珍しく上下線のエリアを徒歩で行き来できる珍しい造りになっているサービスエリアで、上りと下りをつなぐ遊歩道「天空遊歩道」の途中にある日本の古民家2棟を含む、4つの建物が徒歩で回遊できます。

湯布院の高級旅館山荘無量塔プロデュースの店舗

大分県にある有名な温泉地「湯布院(ゆふいん)」には多くの宿がありますが、中でも御三家とよばれる高級旅館が名を馳せています。その御三家とは「亀の井別荘」、「湯布院 玉の湯」、「山荘無量塔(むらた)」になります。別府湾サービスエリアには御三家のひとつ山荘無量塔がプロデュースしたレストランなどがあるのです。

ちなみに山荘無量塔は日本各地の古民家を移築した離れタイプの宿で、それぞれの部屋に個性がありいろいろな部屋に宿泊したくなります。私が宿泊した時の部屋の様子をご紹介しておきます。

恋人の聖地

この別府湾サービスエリアは夜景の美しさからなのか「恋人の聖地」にも選ばれていて、可愛いハートのモニュメントが設置されています。モニュメントの奥の柵には南京錠がいっぱいかけられています。昔神戸のビーナスブリッジにもこんな光景がありましたね~

別府湾サービスエリアの主な施設

別府湾サービスエリアの案内図の写真です。主に以下のような施設があります。

B-speak cafe・アルテジオダイニング

不生庵・茜舎

玄林館

B-speak cafe・アルテジオダイニング

新潟の古民家を移築、再生したこちらの建物には山荘無量塔が経営する由布院のロールケーキ専門店「B-speak」のカフェとイタリアンレストラン「アルテジオダイニング」が入っています。

アルテジオダイニング

アルテジオダイニングは2011年頃まで湯布院の山荘無量塔の近くにあり人気だったイタリアンレストランと同名になっています。こちらのイタリアンレストランは値段の割に本格的だったのと、山荘無量塔に連泊するときに2日続けて和朝食を避けたいときにブランチとしてイタリアンを食べることができて人気でした。湯布院のアルテジオに行った時の写真がありましたのでご紹介しておきますね。

別府湾サービスエリアのアルテジオダイニングのメニューは以下のようになっています。

サービスエリア内のレストランとしては価格は高いですが、石窯で焼いたピザなどの本格的なイタリアンをサービスエリアで食べられるのは新鮮です。

B-speak cafe

ロールケーキ専門店B-speakも山荘無量塔が展開しているお店です。こちらの別府湾サービスエリアではそのB-speakのカフェがあります。B-speak cafeの目玉は何といっても「Pロール」というロールケーキです。甘さ控えめですが、卵の甘さがほんのりと口に広がり、濃厚ながらくどくないクリームとの相性も抜群で、パクパクと食べることができます。

しかし、Pロールは湯布院でも人気のお土産となっており気軽に楽しむのは意外と大変です。その理由は…

・湯布院のB-speakはテイクアウト専門で店内でPロールを食べることができない
・予約しておかなければ並ぶことが多いし、夕方には売り切れていることが多い
・もし一切れだけPロールを食べたければ山荘無量塔の中のTan's Barに行く必要があるが休日のティータイムには売り切れていることが多い

からです。

しかしこちらの別府湾サービスエリアB-speak cafeでは

・少ないながら持ち帰り用のPロールも用意されていて休日午後に飛び込みで行っても残っていることが多く湯布院より買いやすい
・カフェも空いていて気軽にPロールを食べることができる

という点から湯布院の本店より使い勝手がよく、気軽にPロールを楽しむことができると思います。

別府湾の景色を眺めながらPロールとドリンクのセットを800円で頂くことができます!

Pロールは分厚いですが先ほど申しあげたようにクリームも意外とあっさりでペロッと食べることができます。

店内には地元の山から切り出した石壁が印象的なセレクトショップも併設されており、有名な粒マスタードを初めとして、柚子胡椒・オリジナルコーヒーなど山荘無量塔のフードや大分で創作活動をする作家さんの作品などが販売されています。いいお値段しますがしゃれた大分土産を探しておられる方には最適だと思います。

不生庵・茜舎

岐阜県飛騨地方の古民家を移築しリノベーションしたこちらの建物には「茜舎」(あかねや)という丼、お茶漬けの専門店と山荘無量塔が経営する「不生庵」という蕎麦店が入っています。

湯布院の山荘無量塔から徒歩数分にあり、食べログで3.5点以上の蕎麦屋「不生庵」と同じ店名を掲げておられます。

湯布院の不生庵に行った時の写真です。

湯布院の不生庵は車以外ではアクセスしにくい山の中にありながら週末はけっこうな待ち時間が生じるほどの人気店です。山荘無量塔宿泊客以外は予約できませんので週末は待つのを覚悟で行かなくてはいけません。しかしながら、別府湾サービスエリアの不生庵は週末のお昼時でも待ち時間はほぼありません。

店内は非常に落ち着いた雰囲気で別府湾の景色を眺めながら食事をすることが可能です。茜舎では親子丼などの丼物を頂くことができます。

玄林館

フードコートと別府、大分のお土産が揃うショッピングコーナーが入っている建物です。

フードコートはりゅうきゅう丼やとり天など大分名物や玄林館の名物となっているデミカレーを食べることができます。

ショッピングコーナーには「ざびえる」などの大分のお土産が一通りそろっています。

山荘無量塔が手掛けるチョコレートブランド「theomurata」など山荘無量塔ブランドのお土産も少し置かれています。

最後に

このように大分自動車道別府湾サービスエリアはレストランなどの施設が充実しており給油や休憩だけで立ち寄るのはもったいないほどのサービスエリアとなっています。個人的にはわざわざサービスエリア目的で立ち寄ってもいいと感じています。湯布院で人気のPロールも湯布院よりは簡単に手に入れることができますので湯布院でチャンスを逃した場合は寄ってみて下さい!

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