シカゴオヘア空港ユナイテッドポラリスラウンジの全て

ユナイテッドポラリスラウンジ(United Polaris Lounge)はユナイテッド航空が最近オープンした最上級ラウンジです。

今回シカゴ出張からの帰路にシカゴオヘア空港(Chicago O’Hare (ORD))のユナイテッドポラリスラウンジに入室してきましたのでその様子をご紹介したいと思います。

 

入室できるのは?

公式ホームページには以下の記載があります。

誰がユナイテッド・ポラリス・ラウンジを利用できますか

長距離国際路線のユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラスまたはユナイテッド・ポラリス・ファーストクラスをご利用のお客様、およびスターアライアンス加盟航空会社の国際線のファーストクラスまたはビジネスクラスをご利用のお客様のみ、ユナイテッド・ポラリス・ラウンジをご利用いただけます。

つまり、ビジネスクラス以上の乗客のみしか入れません。例えANAダイヤモンド会員でもプレエコやエコノミーに乗るときには入室できません。シンガポール航空の最上級ラウンジもそうですので、今後最上級ラウンジはこのような流れになっていくのでしょうか? 今回私は特典航空券ですがANAファーストクラスに搭乗するので入室できました。

ユナイテッドポラリスラウンジはどこの空港にある?

現在はシカゴ オヘア空港のみです。今後成田を含めて順次オープンしていくようです。 公式ホームページには以下の記載があります。

続いてヒューストン・インターコンチネンタル空港、ロサンゼルス国際空港、ニューヨーク/ニューアーク空港、サンフランシスコ空港、ワシントン・ダレス空港、香港空港、ロンドン・ヒースロー空港、東京・成田空港に8つのラウンジがオープンします。これらのラウンジは、今後数年間にわたって順次オープンしていく予定です。

成田空港にもできるのは楽しみですね!

シカゴ オヘア空港のユナイテッドポラリスラウンジの場所は?

ポラリスラウンジは、C18のゲートにあります。以前はグローバルファーストラウンジがあった場所です。地図の 赤丸の部分です。

 

 

ANA便に乗る場合はターミナル1ですし、僕が乗った成田便はC10ゲートでポラリスラウンジからとても近かったです。手荷物検査を終え入るのがB10ゲート付近でしたので、左に曲がり、Cブロックに行く地下通路を進んで上がったところすぐ左手にあります。

ユナイテッドポラリスラウンジの内部はどうなっている?

それでは内部のご紹介をします。

 

ラウンジのエントランス前に係の人が搭乗券を確認するために立っています。ここで搭乗券をチェックされ引き返す方が何人かいました。おそらくスターアライアンスゴールドでエコノミーに乗る方なのでしょうか?

 

ここでのチェックを終えると引き続き内部の受付で搭乗券のチェックを受けます。こちらのレセプションデスクは大理石でとても高級感があります。またLED照明が星空のイメージです。Polaris=北極星なのでそういうイメージで作られたのでしょうか。

全体として青中心の落ち着いた配色でユナイテッドクラブよりは高級感があります。

座席はダイニングエリア、バーカウンター、テーブルと照明付きの個室感のあるシート、グループ用のテーブルなどバラエティーに富んでいます。 個室感のある仕切られたシートは満席で写真を撮れませんでした…ホームページから写真を拝借します。

 

 

照明、USBと電源コンセント、コートフック、引き出し可能な大理石トレイを備えているようです。

シャワールームは?

公式ホームページには以下の記載があります。

さっぱりしたいときは、ソーホーハウスの最高級カウシェット製品を備えたスパクオリティのシャワーをご利用ください。

まずはシャワーを浴びるために奥にある受付に向かいます。下の写真の右側のガラス扉の向こうが受付です。

 

扉を開けてシャワーを浴びたい旨を伝えるとシャワールームに案内されます。シャワールームは6つありシャワールームに向かう廊下の天井はやはり星空をイメージしたLED照明です。

 

 

中に入ると、洗面台、トイレ、シャワールームがあります。

 

 

洗面台のカウンターは大理石です。

 

 

トイレはアメリカには珍しくTOTO製でした(笑)

シャワーは天井から降り注ぐタイプ、壁に固定されたタイプの2つがあります。

 

 

ボタンで切り替えが可能です。

 

 

面白いと思ったのはこちらのクローゼットです。

クリーニングサービスがあるようでこちらにかけておけば外から回収してクリーニング(プレスだけ?)してくれるようです。僕には案内はありませんでしたが…

 

 

バスマットやバスタオルはふかふかで気持ちいいです。

 

 

どれもSaks Fifth Avenueというマンハッタンの百貨店のもののようです。

部屋にはドライヤーはないのでカウンターで借りる必要があります。

デイベッドエリアを使ってみる

次にシャワールームの横にあるデイベッドエリアを利用したいと思いシャワールームの受付に伝えます。 公式ホームページにはこのような記載があります。

柔らかな照明と穏やかなホワイトノイズに包まれたデイベッドのあるプライベートエリアでゆったりとおくつろぎになり、リラックスしたフライトにお備えください。

受付のお兄さんに何回もデイベッドを使うのかと確認され使うと答えます。最後はため息をつかれ案内されます。次の白人の紳士はスムーズに案内され、水が必要か聞かれていました。僕のブースにももちろん水を入れる器はありますが全く聞かれませんでした。ユナイテッド航空は露骨にこういった人種差別的にサービスの差をつけてくるので好きになれません。

 

 

デイベッドは4つのブースがあるようです。ドアがない半閉鎖空間ですが、奥まっているので人も通らず静かです。

 

 

調光ライトがついていてワンタッチで調整できるようです。

 

 

シャワールームのバスマットやバスタオルと同様のSaks Fifth Avenueブランドの枕、毛布、スリッパ、アイマスク、耳栓、Pillow Mistなる小瓶、スピーカーが用意されています。 Pillow Mistは初めて見ましたが枕に吹きかけるアロマみたいなものなのでしょうか。  

 

大きな窓に面していてベッドに横になっていても飛行機が見えます。 30分ほどゆったりとしましたが非常に快適でした。

トイレは?

トイレはデイベッドやシャワールームエリアの反対側にあります。

 

シャワールームエリア同様に星空をイメージしたLED照明が廊下にあり、男女兼用のすべて個室の12個のトイレがずらっと並んでいます。この廊下の奥にはベビールームもあるようです。

 

トイレの内部は洗面台つきで広々としています。

食事や飲み物は?

さてラウンジに戻ります。

公式ホームページには以下の記載があります。

フライト前のお食事サービスとして、受賞歴のあるシェフ、アート・スミス考案のメニュー、温冷お料理各種を豊富に取り揃えたビュッフェ、テーブルサービスをお楽しみいただけます。お食事とともに、特別に厳選されたワイン、プレミアムスピリッツ、クラフトビール、バーテンダーのアダム・シーガーのオリジナル手作りカクテルなど、お好みのお飲み物をどうぞ。

もちろんフードや飲み物はビュッフェ形式で用意されています。朝食時間帯の最後の方だったのであまり残っていませんでしたが…

 

 

またこちらの特徴として、ダイニングエリアのシートに座ればフルサービスでの料理を楽しめます。羽田空港ANA SUITE LOUNGEのダイニングhのような感じでしょうか。今回はファーストクラスの食事が待っていたので断念しましたが…。ダイニングhのようにヨーロッパ行きなどの深夜便の方には便利なんでしょうね。

 

 

そしてバーカウンターやその周囲の席に座れば係りの方がアルコールを含む飲み物の注文を取りに来てくれます。バーカウンターではミクソロジストが作るオリジナルカクテルが売りのようです。またもちろんスパークリングワインやワイン、ウイスキーなどが用意されています。

 

写真左の奥に見える白いキャビネットには常連さんのお酒がキープされているという話も聞きましたがキープできる基準は何なのでしょうね。

僕もバーカウンターのあたりに座ったのですが注文は取りに来てもらえませんでした(笑)。隣の白人の方は座るとすぐに笑顔で係りの人が寄ってきて注文を聞いてもらえるのですが、やはり人種差別的なものなんでしょうか。デイベッドエリアでの対応のこともあり、やはりユナイテッド航空は好きになれません。今回は飛行機の中で飲み物も堪能する予定だったのでもし注文を聞きに来てもらってもワイン1杯程度にしようと思っていたのと、デイベッドエリアでの対応に続いてかなり腹が立ちましたのでこちらからあえて呼び出して注文しませんでした。

前日にボスと食事した後ひとりでジャズバーで遅くまで飲んだので空腹感がなく朝食を抜いたくらいだったとファーストクラスの食事が待っているのでラウンジではこの程度にしておきました(笑)

 

結論

ユナイテッドポラリスラウンジはシャワールームはもちろんデイベッドやフルサービスの食事の提供もありハード面ではユナイテッドクラブなど従来のアメリカの航空会社のラウンジより相当改善されかなり快適です!ソフト面での改善があれば是非使ってみたいラウンジだと思いました

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